「王、頼むから辞めてくれ」から19年、博多は嵐の前の静けさ【ホークス】
提供:福岡市
僕がまだ九州の片田舎で、鼻水を垂らしながら野を駆け回っていたあのころ、
ホークスはものすごく弱かった。
「九州の球団、九州のホークス」であったことには間違いなかったけど、
当時はそもそもセ・リーグに対してパ・リーグ自体が人気がなく、
1993年のJリーグの開始も相まって、同世代にホークスファンは少なかった。
僕も特にホークスに興味はなく、野球好きの親戚のおじさんの話を聞く程度だった。
そんな僕でも忘れない、1996年。
詳細は覚えていないけど、テレビに映った映像だけは覚えてる。
「王、頼むから辞めてくれ」
という当時監督だった王貞治・現ホークス会長へ向けて掲げられた横断幕。
いろいろ罵声もとんでいたらしい。
あげく、監督選手が乗ったバスに生卵が投げつけられる。
なんだかんだあって、ホークスは強くなった。
ソフトバンクが親会社になって、金があるからというのももちろん。
でも、今は生え抜きの選手もたくさん活躍している。
現金なもので悪く言うヒトは減り、今やホークスは九州を代表する球団。
子供の頃はファンでなかったのに、秋山がプレーしていたのは覚えている。
その秋山が監督して胴上げされているのを見た時は感慨深かった。
今回のCSで、ロッテは挑発するようなポスターを作成していた。
エンターテイメントとしてはそれもいいだろう。
でも、明日博多の夜は熱いものになるに違いない。
今日は嵐の前の静けさ。
明日は日本シリーズ行きを決めてお祭りさわぎかな。
(明日は飲みながら友と観戦するのでブログは更新しないかな)